LIFE!/ライフおもしろかった。デヴィッドリーンが好きなもんで壮大な光景が好きなんだけど、この作品も壮大な景色だけど、なんか作品としてはつまらなかった記憶だけれど、絵的に観たいとなり観る。ギミックが多すぎてちょいと仰々しさを感じてしまうけれど、アメリカンにはこれぐらいしなきゃウケないのだろう。スティラーがこの後に演出したテレビドラマのシリーズを考えたら、もしかしたらけっこうドラマ映画としてチャレンジしていたのかな、でもスター映画としてのスティラー映画としては、彼のイロ的にあれこれ入れなきゃいけないのだろう(しぶしぶではなく彼自身もそのことは楽しんでいるであろうけれど)。空港の探知映像で、なんかカラックスのホーリーモーターズに記憶がリンクしたけど、実はおんなじことやってんだ、となる。カラックスの方が映画の原理主義者的なアプローチだけれど、スティラーは動き続けるし、そうしたムーヴィ〜としての基本を踏まえ、ギミックも映画としてのニッケルオデオンからの楽しみであり、ロマンスも冒険譚もありの、なるほどとなる。ギミックが多すぎて、ドラマとしてのしっとりが薄れてしまったけれど、クリステンウィグも観察眼あるコメディエンヌだからこそできる(スターがやるような女性像とは違って)街によくいるような女性像を表してくれ、スティラーの主人公が好きになるのも多くの人がそうであるように、ありきたりの冗談なんか挟んで喋るようなこうした普通の女性なんだ、と納得できる。
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