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2021年09月07日12:53

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モダン・タイムス


『モダン・タイムス』
 独裁者の製作時にはナチスの収容所の実態を知らず、戦後にその実態を知ったときは恐怖にふるえ知っていたらつくることをできなかったと言ったと聴くが、この作品でのチャップリンは後の赤狩りに翻弄される彼自身のように、あらゆるイデオロギーに翻弄されるけれど、未来に訪れる運命を知っていたのなら彼は制作しなかっただろうか。マシンエイジやストライキに翻弄される放浪紳士チャーリー、職にありつくも適合できない。されど、アメリカ仕込みのサヴァイヴァル能力で、この放浪紳士は様々な翻弄も跳ね返し、遂には適正のバーレスクに彼の資質を見出す。バーレスクで初披露のシンギング。芸と恋に弾ける。リアルワールドのチャップリンが重ね合わせられる。現実は冷たく、天性の仕事すらも取り上げられるが、彼と恋人は苦境だからこそスマイリング、明日に向って歩いていく。先の運命を知ってる知ってないにかかわらず、放浪紳士は常に世の中に問いかける姿勢を崩すことはない。


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