『ジャンゴ 繋がれざる者』と『ストレイト・ストーリー』の2作品とも、主人公のかぶるテンガロンハットにはフロンティア精神がミームとして表され、行動のなかで推測思考するプラグマティズムや、客観的既成事実でなくネイチャーを聴き、主観的な直感を信じよ的トランセンデンタリズムが表される。ティピカルなアメリカ精神が表される。
本来のネイチャーにおいて、共生がありそこから正義が生まれたのだろうけれど、都市化した社会では多様化が謳われ、そこでの善はそれぞれに委ねられている。アーバンライフ、我々が視て聴く世界においてタランティーノが価値観にボボブラジル、、もとい、ほぼ等しい。タランティーノは『ジャンゴ 繋がれざる者』において、アウトローの主人公らしく社会に生きるための個人的善、そしてそれを導くエモーションを、両方合わせてパッションとして表すだろう。一方、リンチは『ストレイト・ストーリー』において社会的正義や個人的善を表すでなく、いつものように超越瞑想的に、誰もが共有されえし統一された深遠なるチカラを描いているだろう。『ストレイト・ストーリー』のラスト、夜空の星々にはそうしたエタニティが表され、一方『ジャンゴ 繋がれざる者』のエンドロールが終わっての最後の最後、銃を撃つジャンゴの姿にはインディペンデントなるパッションが表される。
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