ポリス・ストーリー3おもしろかった。クイーン・エリザヴェスの肖像画がエスタブリッシュショットされカメラアイは引いていき、警察会議全体が映される。香港警察のジャッキーと中国警察のミシェルヨーが言い争いをしながらもそのうち中国は統一をし一緒になるというセリフ、やがて香港に訪れる恐怖政治をどう捉えているのか。されど、クイーンが表されても、民主主義を賞賛するというよりも同族意識の絆が優先されるテーマで、そこにおいても興味がいく作品となる。手を取り合い悪を一網打尽。
原題は違ってもポリスストーリーの流れのようで、マギーチャンのフィアンセも登場するし、上司もレギュラーの方のようである。が、スパゲティウェスタン、東映任侠ものだぜ健さん、と同じように、そしてブルースリーなど香港映画の伝統だぜゴールデンハーヴェストと同じように、叩かれ叩かれそしてまた叩かれ、ラストは反動の怒りが爆発、といったものが同様にそれまでのポリスストーリーのストラクチャーだったと思うが、しかしながらこの作品、そうしたものがない。かつて観たときそこに違和感があったように思い出されてくる。だから、あまりおもしろいとは思わなかったと思い出される。されど、けっこうこの作品は人気のようであるし、ミシェルヨーはこれをきっかけにボンドガールになれたようであるから、やはりジャッキー史においても重要な作品なのだろう。叩かれ怒り爆発はなく、ジャッキーとヨーの珍道中の様相で、とにかく(感動としてのでなく)動きのムーヴを強調したような作品。よってこの作品のセンス要約すれば、香港クライムストーリー−叩かれ怒り爆発+ハロルドロイドとキートンな趣きの作品である。今回観れば、動きに徹底したそのストラクチャーがおもしろく、けっこう頷ける作品となる。この監督とはジャッキー、あのヨガの作品でも組んでいるようでそっちも観てみたい。
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