去年のだいぶ前に書いたのです。
インドネシア映画特集があってるのでシネラへ。こないだは『三人姉妹』を観る。86年の作品で、日本ではホイチョイなどがヒットしていたバブリーな時期に、インドネシアでは裕次郎と芦川いずみの恋愛もので、小生意気な妹の吉永小百合がいる、みたいな懐かしさ、ってよりもさらに古く、佐分利信と田中絹代の恋愛ものみたいなレトロを感じてインドネシアはやはりおくれていたのかと思ったが、チラシをよくよく見ると、56年の作品とのこと、なるほど、そうした時代を醸し出してるな、となる。なかなかおもしろい作品だった。ミュージカルもので、ピーナッツのモスラやモスラな歌もあれば、青江三奈の歌のようなブルージーなものもあれば、時代的な流行はどこも似た感じなのかな、となる。でも、エスニックな感じの曲もあり、きっとインドネシア産エスノなんだろうな、となる。ただ、華僑的な顔立ちの父親とアーリア人的な顔立ちの娘たちが血縁関係ある家族となると、キャスティングが疑問に感じられるが、インドネシアってマルティカルチュアリズムなのか、とも気付かせられ、それはそれで関心がそこに向く。『ナガ・ボナール将軍』、これまたよかった。おすすめ。インドネシア映画調べると、けっこう層が厚いのだな。
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