ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語おもしろかった。けっこうどぎつい映画を観るのが多いけれど、こうした作品の方が至福の喜びに母はひたれるようである。出演している映画からイメージされるガーウィグらしく、勇ましさもある若草物語である。試練の航海という現在と緑眩いかつての季節が色枯れることなく、同一のラインに表されるようなストラクチャー。シニカルな感覚もある。あとで、あれがルイガレルと知り、フランス映画ではか細いのにこの作品ではガッチリした体格、驚く。痛々しい展開から最終盤は、まるで往年のハリウッドメロドラマのごとく、というよりディズニー映画のようなハピネスな展開になっちゃうけれど、映画が小説に代わって「物語」というものの素晴らしさを言い伝えようとしているかのようである。ロゴスは愛なり、というものを感じた。もちろん、神としてのそれではなく、人間の、家族としての愛。それが普通にスッと想えるのである。
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