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2020年12月07日17:28

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DEMONLOVER デーモンラヴァー

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『DEMONLOVER デーモンラヴァー』フォト
DEMONLOVER デーモンラヴァーおもしろかった。今世紀初頭の作品であるが、これを観ると、在りし日のその頃の状況が思い出されてゆき、三池崇史や園子温のエログロ作品や爪をはぐオールナイトロングとか生まれたのもあの頃で、そう思い返せば、怪物ギャスパーノエがあの頃に生まれいでたることもまた納得できてくるし、今はあの頃に比すればかなりソフトになっているな、となる。デーモンラヴァーもまた、その時代を反映したスキャンダルである。そういえば、バンドのスキャンダル、言うほどスキャンダルではなかった、というか、あの時代の様々なスキャンダルのおかげで霞んでしまっていたが、彼女たちもその頃の登場であろう。前ふりが長くなってしまった。前半のサスペンスタッチから後半は趣きの変化。後半はO嬢の物語&シネマジックな感じで、高飛車女性がセクシャルインモラルに堕とされてゆくプロセスになるのかと思ったら、ダイレクトにされるのでなく抽象的に表され、そこには社会イシューとしての映像の在り方の問われがおかれる。アサイヤスはこの作品においても、イルマヴェップや冬時間のパリに表されるように、欺く/演技すると表現の在り方の根底となる問いを掲げ、そのこととソシアル・イシューを巡り合わせる展開を図る。観終わって知ったが、音楽はソニックユースなのね。どおりでディストーションがひずんでいた。

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