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2020年11月02日23:41

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ゼメキスとバートン4


ダンボおもしろかった。久しぶりのティムバートン、オープニングのクレディット、いつものズンズン進んでいくカメラアイもそのズンズンに合ったいつもの音楽もない。でも音楽はダニーエルフマン、そうオインゴボインゴだ。今回のエルフマン、エルマーバーンスタイン風。アメリカンになってるせいか、ズンズンが希薄になっている。オリジナルのアニメは観たことあるのだろうけれど全く記憶にない。そんな童心忘れてしまったボクは、ゆきすぎたエヴォリューションを警告する映画が多いなか、この作品はサイエンス礼拝することおもしろいなと思ってしまう。1919年という時代だし、万国博覧会のように未来へ向けた希望が科学に託されるのはとても自然、というより、ディズニーランドがサイエンスの結集であり貶すわけにはいかないからであろう。映画もアニメもCGもサイエンスの賜物である。でも、マッドサイエンティストが使い方を誤れば、そこはカタストロフィと化すことはちゃんと表される。親子の絆の取り戻し、子供の自立はディズニーらしく表される。そして、バートンお気に入りの孤独もちゃんと子象のメインキャラに表されている。バートンはこれまでも次回作ではデップかマイケルキートンをキャストするとインタビューでよく言っていても、いつもジョニデばかりだったので、友達甲斐がないなと思っていたけれど、プロデューサーは売れてる方の器用にゴーサイン出すのだろうし、ハリウッドのルールに逆らえないのも現実だったのだろう。久しぶりのキートンとのバートン、息の合ったプレイとてもよかった。



クリスマスにはまだ早いけれど、Disney's クリスマス・キャロルおもしろかった。リチャードドナーの3人のゴーストでしかクリキャロ知らないけれど、神に感謝しない守銭奴ってのはユダヤ人への冒涜か、一瞬ヘイトスピーチをディケンズに思い描いてしまったけれど、もはや慣習として強制してしまっている金字塔文学作品になってしまってるのであれこれ思わず、童心にかえって観る。タイトルが表される前に、スクルージの性格を皆がクリスマスと歓喜するストリートで何気に表ししながらも、そのひとときに感動を与えるのは、やはりゼメキス、ストーリーテリング上手い。ラストのゲイリーオールドマンに語らせるところもさり気なくやって上手いな。ポーラエクスプレスはまるでマネキンが動いてるかのようで面白くなかったけれど、この作品のモーションキャプチャーのアニメーションとても素敵である。時間に導く過去の精霊、空間を動き主人公に世界を見せる現在の精霊、想像を心に重く響かせる未来の精霊、それらを中心に、導入部は簡潔にしながら表していくテンポもよかった。96分あっという間に見せてくれる。



ザ・ウォークおもしろかった。手に汗にぎる、そして感動。まさに映画的高揚である。映画テクを活用し、高揚を具現化。ボーイミーツガールもあれば、反権力(てか警察を翻弄する)も表されている。ニッケルオデオンの頃から在るアメリカ映画的題材がありまくり、アメリカンなフィルムメイカー、ゼメキスにとっては抱きしめたいから表され続けているもの、そこにキャストアウェイ、或いはもっと前のコンタクトから描かれる精神性をドッキングして、現在のゼメキスらしさを表したものである。フライトはノーランのインソムニアみたいにあの時の行動はなんだったのかの自問自答があったけど、あれも精神性が表されていたと思うが、ノーランよりも自信、自分を信じることを託しているのはやはりアメリカンらしいテーマの持ってき方だな、と、この作品観ると、ゼメキスのアメリカンらしさをより確認できる。


ビートルジュースおもしろかった。祟りや蝋人形の館を幽霊側の視点で描いた被害被るのはゴーストの方。思い描くユートピアは思い通りいかないけれど、だからこそ抗うのがバートン節。西川のりおはさすがチエちゃんのパパやるだけあって唸る吹き替え。ビートルジュースをまさにトリックスターとしてトラジコメディ的な配置の仕方して、愛が溢れるナイトメアを組み立てていく。エイティーズの不動産ブームに歓喜するバブリーに抗い、小さな物語のニッチ層のユートピアをウィノナライダーの願いに叶い組み立てるのである。彼女の歓喜の空中ダンスがそのこと祝祭する。

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