ちょっと前に書いたのです。
あまりの炎天下で、フォントリアー やハネケやノエを観る鬱な気分も吹っ飛んでしまう。チャウ・シンチーの名前が目に飛び込んできたので、カンフーハッスルのようなものかと思って『新喜劇王』を観る。思ったのと違って、いくぶんシリアスなコメディードラマ。なにかを目指す者なら一度は見た方が良い。とまではなくとも、おもしろいなとなる。なんとなくたんたんと進む感じだけれど、こんな作品もやるのかと、人魚姫とかも観たくなってくる。
『西遊記〜はじまりのはじまり〜』
なかなかフィロソフィカルな作品である。最終盤とか、エルトポみたいな感じで、でもエルジン・シアターに来て開眼的に感動するジョンレノンの見方とは違って、こちとらはアジア人があーした仏のようになる方がしっくりきて、より開眼的に感動する。中国でもGメン75あってたのかな?あってたからパロディとして成り立つはずであるが、ちょっとタランティーノもどきの引用であるが、それでもチャウ・シンチーのセンス、計り知れないな、となる。これまで観た西遊記のなかで最も、孫悟空や猪八戒、沙悟浄の過去の暴力殺人沙汰が恐ろしく描かれている作品であり、愛してる人も含め幾人も殺してしまうシリアルキラー孫悟空を受け入れる玄奘法師はとても後光が射す偉大なるヒトであること思わせられた。
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