『フェイス/オフ』
久しぶりに観るがやはりおもしろいね、これ。現実と仮想の行ったり来たりが映画の或る意味、オーディエンスが融即するときでの特性だけれど、スコセッシ然りリンチ然りクロネン然り、その二義的なものが両義的になったり多様的な拡がりになったりとプロセス、物語られるわけだけれど、そうしたものは物語性としての在り方は好きである。しかし、スコセッシ然りリンチ然りクロネン然り、内なるものに悩んだりするわけだけれど、ここでは主人公ふたりはそうではなく、白黒ハッキリしているところで進んでいくわけだけれど、その在り方、よりカーペンターしている。トラボルタもニコラスケイジも善もやれればワルもやれるヒトたちだけれど、変化前の相手であることを意識せず、己の存在としての善と悪の二つの分け方をパフォームしていて、演技合戦的なところもまた、お前ら変化前の自分(相手/他者)じゃないだろとツッコミ入れるではなく、それが寧ろこの作品の魅力に思える。
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