『ハスラーズ』
ハーレイ・クインに続いて欲望の資本主義のアタリとスティグリッツ、それから続けてこれを観る。欲望の資本主義のアタリは極右と極左が手を結ぶのを危惧すると言っていて、例えば、宗教の原理主義とエコロジストが手を組むこと。民主主義ではいつも妥協でやりくりしてるが、ノスタルジーをもった理想主義のテロリストだととんでもないことが起こるみたいな感じのことを言っていた。シャマランとアロノフスキーをカジった僕としては、インテリジェントデザインやニューエイジはそのような宗教とエコロジストが手を組んだ感じなのでは、と思ってたが、アタリによれば、そうした軍団はまだ出現していないらしい。スティグリッツは中国も亜米利加も含め一部の大金持ちだけが満足することになることや、公正な経済システムがないこと言っていたが、『ハスラーズ』観ると、誰しも王様王女様になりたいのだろうから、そうした欲望消し去り公正なシステムやはり無理なんだろうな、と思ってくる。アタリもスティグリッツもスカンディナヴィア諸国の経済や社会システムでの先進性のこと述べていたけど、オランダ、、スペイン、イギリス、アメリカ、日本、中国と覇権が変わっても、欲望がムラムラと増殖しちゃって国の威信ガタ落ちなってきたの考えると、勤勉で優しい性格のスカンディナヴィアンも将来は変貌しちゃうのでは、と危惧する。が、いまはもはや植民地の時代ではないし、、でもないか、帝国かコロニーかどっちか分からないけど、スカンディナヴィアンの諸システムがバーニー亡きいまグローヴァリゼーションに改革をもたらしてくれればと願う。話がズレてしまった。『ハスラーズ』である。こちらも女性の監督。男性にギャフンと言わせる風情もある。お酒に混ぜるのって、東映のスケバン・シリーズでオヤジの金まきあげるのによくつかっていたような方法ではないか。やり方チャチだけど、まかりとおる。ハナシや雰囲気自体がスコセッシのグッドフェローズやカジノな感じのオブセッションものだけれど、ステディカムのショットやスローモーションもまたスコセッシ風。でも、強迫観念が高まってゆくなかでの裏切りの運命論ではなく、女性同士の友情に落ち着くところはなかなかホロっとさせてくれた。この作品がよかったというわけではなく、しかしこの監督の他の作品も、調べてみると、観たくなる。
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