『ベン・ハー』
キリストは後ろ姿で存在を印象付ける。見せないことによって見せられる。憎しみや苦悩を消し去り愛を与えるという、我等の生涯の最良の年、女相続人、ローマの休日、偽りの花園と同じような、ワイラーらしさの作品。ドラマ演出やはりすごい。被支配者としてのユダヤは(クラシックではなく)現代の西部劇映画におけるネイティヴアメリカンにつながるもの感じる。二輪戦車の競争シーンは圧巻。CGでは表されない映像の臨場感。ロージャのユダヤの旋律も印象的。アンダースコア、いかにもこの時代のハリウッド映画らしい使い方である。
ログインしてコメントを確認・投稿する