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2020年06月10日17:37

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シックス・センス レクイエム・フォー・ドリーム アンブレイカブル



『シックス・センス』
僕は涙ながらに訴えた、、アイ・・ドントシー・デッドペーポー。でも、霊感なくてよかった。スローな流れの全体、しかしクライマックスへとはハリウッド映画の典型的展開。未解決の事件を死者の求める声を聴いて解決する。救済が表される。売りの宣伝文句として有名なコピーのラストは誰にも言わないでくださいはシャマランが崇拝するヒッチコックはサイコのマニア的真似として機能されたのではないか。たとえラストを知っていたとしてもシックスセンス、ウィリスも含めたいかなる登場人物たちにも感情移入できるヒューマンドラマとして機能する。シャマランはヒッチコックが行ったようなサスペンスでドラマを表すのではなく、気配と現象という人間の感覚が触れえるものとして作品を機能させる。それがシャマランだ。平成の怪物雅山の如くシックスセンス、アンブレイカブル、サインと破竹の勢いで昇りつめたシャマランであるが、その後は評価が急転落。しかし、ハーモニーコリンがぜんぜんロッテントメイトーでは評価がどん底と同じように、そこでは低評価であるヴィレッジやレディインザウォラーこそからこそがハリウッド的ストラクチャーから抜け出し、彼の目指すであろう東洋思想とインテリジェントデザインの融合を本格的に試みていくのではなかろうか。

『レクイエム・フォー・ドリーム』
もうヤクなんてしない、とマキハラに歌ってほしいが、分かっちゃいるけどやめられないのだろう。レス ザン ゼロ以降に多く出てくる退廃的青春ものジャンルのひとつであり、そのジャンルの中においても重要な作品だと思われる。最初に観たときは斬新に思えたテクも今回は時代を経ってかやや古めかしく感じるも、黒沢清が当時パルスや震動で表した幽気的心理性やトッドヘインズが表した環境破壊や社会/人物内面破壊を引き起こす現代病を表現するものと時代的に同調したものとして、ミレニアム年代初頭を思い出させてくれるもので、それが(懐かしいというより)新鮮なものとして今は寧ろ感じさせてくれる。スコセッシが表すものと似たテーマがあっても、人物の内面にじっくりと恩恵と罪をみていくものとは違いアロノフスキー、堕ちるところへと高揚するモンタージュは凄い直線感覚、よりジェットコースター的なモダニティを表す。彼のテクスト、いつも身体の痛みと精神の法悦が貫かれる。未知なる力はヒト皆にあるもの、そして彼/彼女はその潜在性により生の開示へと向かう。無限という謎にとりつかれた主人公は遂には殉教する。レクイエム、屋内のシーンが多く表されながらも、パースペクティヴつくったりアングルにもたらせられたり閉塞感は感じられない(いま思えばこの空間づくり、ファウンテンでもそうであり、このいきづまりを感じさせないドンづまり、アロノフスキーのイロなのか)。ラストのショット、(メディア)中毒のなかだけでしか見出せない親子の絆、そこには幻影が表されている。夢を見ることを引き換えに生まれる現実は残酷である。しかし、シニカルに夢が表されていてもそれが否定的に捉えられていることはなく、うつつぬかすことが人間の本質であり抜け出せれない情動であることを、人間謳歌としてアロノフスキー、彼のテクストにある他の作品と同じように表している。未知なる力が生を開示する。

『アンブレイカブル』
くじけない、はやはりハリウッド的なヒューマン謳歌である。平成の怪物雅山の如く破竹の勢いで昇りつめたシャマランであるが、この勢いのなかで制作したシックスセンス、アンブレイカブル、サインはスローな流れというシャマラン観が強くとも、クライマックスへのもっていき方はハリウッドのルールにのかった正攻法。ヒーローはその秘めたるパワーを存分に発揮する。彼は事故によって覚醒したのではなく、本来備わってるパワーを自ら見つめることができているのだ。仮りの世のこの世界で、主人公は他者(シャマランにおいてはこの他者は、社会で排他される他者としてあらわされる)を通して己の存在と他者の苦悩を知る。ヒーローは未解決の家族が捕らわれた事件を格闘のすえヒーローらしく解決する。触れることで衝動が起き相手の罪を知ることができる。ヒトは秘めたる悪を持っている。主人公のメンターとして彼を導きながらも、悪として存在するミスター・ガラス。メンターとしてありながらも実は導き手を求めている。コミックを聖典として生きてきた男。オタクは今の時代ではかっこよい。そーですか、おたくもですか。そうそう、うちはね、、。そうざんすか、たくは帰りがいつも遅くて、おほほほほ、、、脱線してしまった。マーベルやDCのヒーローたちがじゃんじゃん生まれる前の作品なのではないかな、アンブレイカブル。社会状況をうまく取り入れ、コミックを神聖化する現代を鋭く突きながらもそれをシニカルに表すではなく、等身大のものとして描写する。この世をつくるひとつの世界として在る。悪の発生の理由、それはフェニックスのジョーカーよりもアメコミ的に納得できるものがラストに言及される。


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