あらかじめ通告しておいた質問内容を、
国会の委員会で質問者が質問をし、
それに回答する。
野党と政府との出来レースの
まらないバトルを国民は見せられているわけだ。
だから、国会中継はつまらない、
だから、国民は政治に関心を持たない。
耳目を閉ざしている国民は
為政者にとってはきわめて都合よい。
だが、時にこの出来レースに
ハプニングがあるから面白い。
4月29日、国民民主党の森議員から、
コロナウイルスの感染者数を質問された安倍首相は、
1分以上答えられず、官僚の助けを借りて、
ようやくこたえることができたのだが、
そこで逆ギレしたのか「こ、こ、これに書いていない」と、
通告文のことを指して、アベノマスクの中につばを飛ばしていた。
アドリブだから、答えられなくて当然といわんばかりだが、
通告文通りに質問して、官僚の作成した文章を棒読みするのなら、
誰にだって首相は務まるし、委員会など必要ない。
それよりなにより、台本通りに質問しないお前が悪い、
という言いぐさは“安倍ちゃん、それをいっちゃおしまいだ”。
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