『ゴースト・イン・ザ・シェル』
なんだかビルヴィオラも影響を受けた日本人の精神世界から、より分かり易く、自分探しの旅から自我の芽生え、あっちの精神世界に行くのではなくこの生きる身体が在る世界に踏みとどまり生きる、そして精神/身体の二元論的な世界ではなく現代的な、イチゲン様お断りな一元的な世界へと昇華する、的な、分かり易いハリウッドしてしまっていて、おまけにラストはホームとなる。たぶん、原作を好きな人からは、その精神性が失われたと揶揄されるのであろう本作、されど押井守の世界は知る人は多数あれどやはりハリウッド映画の世界観からすればマニアック、それを世界的に知らしめるハリウッドのパワーがこの作品の原動力なのかもしれない。されど、、精神性はたぶん失われており、形骸化かな、亡霊化しているかもしれない。これがホントのゴースト・イン・ザ・シェルなのか。スカーレットヨハーソンの主人公も丸みを帯びたフェミニンと西洋的なマスキュリンが合わさり、それは西洋の嗜好に合ったものであり、日本人観から遠ざかっているところあり。
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