『シャレード』むちゃくちゃ久しぶりに観る。やはりオモシロいね。切手にひらめくシーンがやはりおもしろい。ケーリーグラントは『北北西に進路を取れ』の印象が強いから、お茶目なキャラが彼らしさなのかと思うけれど『断崖』のラストシーンやハワードホークスの『コンドル』を思い浮かべれば、影がある謎的な要素も大きいイメージもまたマネーランキングトップスターに位置付けるのに貢献したのだろうと思えてくる。一度引退してヒッチコックの説得に応じての中年からの愛嬌あるカッコよさの方が親しみ深いけれど、『シャレード』はそれと謎を彼らしくミックスしているクールなとこ、スーパークールによい。この作品はやはり彼よりも勿論ヘップバーンがコントロールしている、そうしたテクスト性である。やはり彼女の魅力の賜物である。カジュアルなスタイルの最近の女性たちであるが、それに比し、ジパンシ―に身を包む彼女、動きづらいだろう・と思う以上に、女性らしさをとても感じさせるのがある。こうした時代の女性性がまた素敵にみえる。ファッションがよい。それはヘップバーンによって映えるのである。スタンリードーネン、コリオグラフィ―や舞台性、まさに彼らしいけれど、あの切手のところはやはり彼らしいリズムが出ている。マンシーニのスタイルを変えながら流れるメロ、ナチュラルに進行にゐろづけさせる。全てがイカシタ作品である。
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