◆『殺し』(La Commare secca;1962)
★ SOGGETTO(Subject) パゾリーニ
★ 都市空間の隙間を吹き抜ける風
★ 虚栄を張る、というよりは、弱々しく素朴な男たち。彼らは粗野にもなる。ナタリーノもまたそうした男である。パゾリーニのスラム街の男性はもっとシンプルだが、ベルトルッチにおいては、男性性はもっとややこしい複雑なものである。
★証言と行為が違う。曖昧な記憶のせいなのか嘘のためか。どのどちらも、人間にはありえる。
★ 女性だけのダンス。孤独にしてugly。『暗殺の森』では美へと転化させていたが、人間性の内実においてはベルトルッチ、同じことを表しているのかもしれない。
★ 北伊の男の暴力性?
★ ベルトルッチ的な影 → ブルジョワジーへの憧れの妄想と都市文化/現代/モデルネの歪み
★ 死生観:川に流される少年と女性の死。
★ 娼婦を殺しバッグを奪い去るときのロングショット、背景の都市デザインとの溶け込みに、ロージやパゾリーニも感じたであろう戦後のイタリア観が表される。
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