☆エピソード14.
*マイクは霊、すなわちスピリットだったのね。彼は苦しみからの解放を求め、ボブは恐怖と快楽を求めるのか(“腕”は苦しみと狂気を表すのか)。スピリットには『イレイザーヘッド』のウジ虫のような魂や『デューン/砂の惑星』の巨大虫と同じ、誰しもが思考しえないものである魂が表される。リーランドの頭の色が真っ白になるほど、思考がイレイザーヘッドするのだ。マイクとボブはコアにコアなのである。
*赤と木が混じり合う場所で、歌姫のジャイアントなソウルは今此処に起こる恐怖と快楽が入り交じったエモーションを啓示する。ジャイアントなスピリットと同様に、レオもまた記憶に宿るものを啓示する。ロードハウスにおいて、クーパーとボビーは啓示を受ける。その啓示には苦しみからの解放が求められているのであろうか。クーパーは煩悩をどう受け止めるのであろうか。凡夫ボビーもまたどうそのことを受け入れるのか。
*ネイディーンにYOUTHの凄まじきソウルが表される。
*青白い馬は災いの顕れ、、クーパーたちがグレート・ノーザン・ホテルに追ったもの、すなわちベンジャミンの贖罪と同様のものがパーマー家に表される。オードリーは驚きのあまりフリーズし、マディは我々がフリーズしてしまう出来事に遭う。
*日本企業が海外の不動産を買い漁っていた90年代であるが、日本はやはり悪のイメージをもたれていたのであろうか。ベンジャミンは“自然”を売ろうとするけどいつもそれができないわけだけれど、今回も売ろうとしていた寸でのところでクーパーたちに阻止される。
*1つのエピソードが1日にあたるらしいが、1stシーズンは7エピソードだから1週間ゆえに、クリスティアニティのアレゴリーと関係していたのかな(なんで中途半端に7エピソードで終わったのかと思っていたけど、あまり7の意味に関心が向いていなかった)。そして14日目において、事件は核心へと向かい、なにかの啓示が表されている。てか、クーパーは2ndシーズンにおいて“復活”していたのであったのか!?
*クーパーは撃たれたのに2日後にはぴんぴんしている。夢の世界でもカラダが気が付いたら直っていること多々あるけど、リンチのこのセカイもまたそれなのである。映画的であり、とってもイマージュなのである、、イマジナール。
書き加え中 ↑
追記(は今回(2026年)再見しての追加記載)
*書き加え中、、って。もう数年ほうりっぱなしなので、なにを書き加えようとしていたのか、我ながら不明。
*Directed by David Lynchとオープニングクレディットに出たときオッとなるも、そのクレディットのとき警察署のロビーで並んで立ってる皆に挨拶するリンチはこの後このエピソードには出てこないけれど、この1ショットがヒッチコックのカメオ出演へのオマージュに感じられるのである。
*じっさいその後のホテルロビーでのボールが弾ける音の喧騒とともに兵隊制服の集団が表され、そして真上からの俯瞰ショットの苦しむマイク、そこらってとてもヒッチコックしている観なのである。
*レコードプレーヤーの背後の移動ショットに表される叔父夫婦とマデリーン、そしてその後の同じ部屋での夜の出来事、まさにこれも疑惑の影。
*されど、デパルマと違いヒッチコックでございとせず、自身のものとしてリンチは処理している。
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