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2020年06月25日23:00

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黄金



『黄金』
ヒューストンの自伝によると、オットープレミンジャーから『枢機卿』出演のオファーがあったが、映画出演は『黄金』の白服の男をやったぐらいで、それ以来やってない、でも、その後はいろいろ出ていたり、チャイナタウンでは名演、そしてテンタクルズでは主役、とジョンヒューストン、やはり、とっても冒険家である。『黄金』、かつて観たときより数段おもしろかった。コンテンポラリーの映画を観てるときにクラシックを挟んで観るとスローに感じられたからなのかな、かつてのときは。王になろうとした男やアフリカの女王はストレートに目的に向っていく感覚だけど、この作品はいろんな出来事が起こり、先が読めない展開にもなるけど、そこが目が離せないおもしろさとなってたのかな。ボギーはスターになっても、孤独な場所でで暴力を止められない男をやったり必死の逃亡者でもサイコな役をしたりと、やはり、こうした性格俳優的な役柄するの好きなんだな、彼も常に、冒険家なのである。黄金を採掘する男たち、欲望だけでなくプライドと疑惑が交錯する。運命決定論のなかで男たちは生を模索する。でも、ウォルターヒューストンの生の流れに身を任せるセンスは、やはり救いを与える。彼の最終盤の笑い、輝いている。果樹園に向かうところもストーリー的にうまく収めさせ、オーディエンスに納得を与える。善とはいかなるものかを表すのではなく、生の輝きがなにかを表すものとして、やはり誉れ高い作品であり、冒険家ヒューストンの魂が表されている。






ヒューストンの自伝によると、『王になろうとした男』、ボガートとゲーブルでやろうとしていて、ふたりとも乗り気だったけれど、ボガートが亡くなり、荒馬と女のあと、ゲーブルも一緒にやる役者を見つけようと奮闘したけど、彼も亡くなり、計画は宙に浮き、でもって、脚本を読んだ映画関係者がこれはポールニューマンにぴったりじゃないか、となり、それでニューマンとレッドフォードの組み合わせで考えられたけど、脚本を読んだニューマンは脚本を絶賛するけど、気になるのはやはりこれはイギリス人でやるべきだ、とにかくショーンコネリーとマイケルケインでやるべきだ、すぐに彼らに連絡をしろとヒューストンに言って、連絡したらオッケイで、でもそれからもしばらくゴタゴタガあり時間を要していて、それでもコネリーとケインは最初の契約のギャランティーで承諾し、でもって、コネリーとケインはふたりでリハをし現場にやってきて、パーフェクトなアクトをし、ヒューストンはカメラの動きを考えるだけでオッケイだった、とあった。男気あるヒューストンにフィットした、よい話である。



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