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2018年05月27日00:07

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大森と白石 1


蒼井優と松坂桃李が逆光のなか舌を出して絡め合うシーン、これはヤバイなと思ったら、セックスシーンに嫌悪感を示す横で観ていた母は、なによこの人たち、と言い出してきた。阿部サダヲが主演だから無害だと思って観ていたら、濃厚なシーンのオンパレード、『彼女がその名を知らない鳥たち』のパケ見るとR – 18、なるほど。しかし、母が嫌悪感を示したのは、伴侶ある者同士がそうしていることに対して怒っていた様子。私自身は、まず、映画という形態の認識でその美的構築の範疇で観ているところもあり気にしなかったし(フィルムノワールなんか浮気不倫のオンパレード、いちいち映画に怒っていたら高血圧で脳卒中になってしまう)、それに、知り合いでも蒼井優演じる女性のように、イケメンが現れるとスススと、電車でもどこでもところ構わず近づく人々もいるので、こういう人もいるだろうという認識でもあったり、或いは、蒼井優演じる女性は竹野内豊の面影を追っているからそうしてるんだろう、とそういった認識で観ていたのだが、その後、蒼井優の姉が夫の浮気に対して、あいつ死ね、みたいなこというけれど、あっなるほど、オーディエンスはそうした認識で観てんだと、同一化のマジョリティー的に言えば母の方が正しかったのかとなる。『凶悪』も思っていたより凄いシーンがあり、『さよなら渓谷』もパケ見るとR – 18と書いてあるし、『ぼっちゃん』も観る前から明らかに暴力シーンは想定できるし、『雌猫たち』においてはレヴュー見ると、これってポルノじゃないというのが結構多いのでならば、お茶の間で観れるじゃん、と思ったけど、そういうわけにもいかず、これは映画という或る種の芸術の形態である、と説得しても、家族は一応受け入れ観てくれるかもしれないが、ヘップバーンとかイングリッドバーグマンとかの所謂ハリウッドクラシックが好きな母も寅さんや社長シリーズが好きな兄もあまりいい気持ちでは観てくれそうにないから、しょうがないから『マンチェスター・バイ・ザ・シー』を観る。でも、私的には『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、落ち着いて観れた。エリッヒ・フォン・シュトロハイムやカール・テオドア・ドライヤーのような荘厳な輝きを感じる。




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