『ビフォア・サンセット』
ラストのニーナ・シモンを真似しながら踊る、愛くるしいジュリー・デルピーにアメイジングする。写真性として、そのシネマに在るもの、過ぎ去りながらも今此処にある時間あらわされゆる。モンタージュによる時間の切り取りと配置の妙を生む前作とは違い、時間軸をそのまま追うカメラアイというアプローチ、こちらは凝視のなかでエモーションを掬い取られる。中盤、公園でのベンチに座るふたり、批判めいて皮肉はいったエモーションを笑い合って言い、その後、お互い顔を背ける。なんだかウディアレンしている。そこからふたりのエモーション、そのモーション複雑になってゆく。観たことあると思っていたら、観たのは一作目だけであること分かる。また観よう。ただ、この初見、ラストのショットに、とてもアメイジングする。目に焼き付き、心が振り返る。このショット、時間を集約する。
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