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2017年08月31日00:41

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山田洋次大林宣彦

  思えば、何気に劇場に入ったこの作品がきっかけとなり、山田洋次をちゃんと観よう&大林宣彦懐かし久しぶりに観ようと相成ったのである。


『家族はつらいよ2』
 バルトに傾倒しているからそう思ったのか、オープニングタイトルのキャストスタッフの名前のなかで山田洋次が一番目立っていたから、「彼自身による山田洋次」を思わせ、その印象を本編に入っても引きずるから、もうそろそろイマヘイや大島と同じように、作家として認めろよ、といった彼自身による主張を作品もが表すテクスト性から感じてしまった。自らの作品のパロディというよりは、フィクションと彼自身のロゴのせめぎ合いが具現化されているエクリチュール風である。林家正蔵のタコ社長風、妻夫木聡のヒロシ風、久石譲が醸し出す山本直純、渥美清の即興において培ってきたのでもあろうはずの山田的間合い(寅さんを観ていても慣れて気付かなかったけれど、違うストーリーで違うキャラがやると目に入って際立ってしまう山田の固有性。でも、健さんのにも、北から南あるいは南から北への家族集団移動ものにも、ましてや、ハナ肇のコメディにも感じられないものだから、多分に寅さんからの置換がある)、蒼井優に表されるサクラを始めとした倍賞千恵子が演じてきた“その社会の良心”(『東京物語』へのオマージュが多分にあるのかと思っていたら調べると『東京家族』というのをつくっていたのを知るけど、そこでも蒼井優は原節子をやっていたのかな?)、まさに山田洋次による山田洋次を表すことによるせめぎ合いを感ずる。彼的には望郷は家族の憧憬といったものであろうが、それを衒いもなく表しているのが、とても山田自身の快作と思える。作家主義とかそんなシャレたもんではなく、あのロゴに表されるものは、我こそ“大衆”といったものを彼自身は言いたいと思うが、そこには衒い感じてしまった。でも、それは日本人的な、独特の、外連味かな。おもしろい作品でした。

 その1
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 野のなななのか 
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 小さいおうち 
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 その4
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 その5
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 同胞
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 異人たちとの夏
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 虹をつかむ男
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 時をかける少女
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たそがれ清兵衛
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水の旅人 侍KIDS
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母べえ
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女ざかり
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家族
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北京的西瓜
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ムスコとジイちゃん
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その17
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時間に現在が欠け、イマージュが生まれるとしたら、
たとえば、総括はこうなのか、
二階の他人とデビュー作品から他者は存在し、
   HOUSE ハウスの主人公はラスト、他者に潜り込み、 つづく、瞳の中の訪問者、ふりむけば愛と、他者を想起させるタイトル、そして転校生、憑依される他者は常に在る。
   対象なのではなく他者の存在が在るのがイマージュなのなのなのならば

『野のなななのか』、『異人たちとの夏』、『
時をかける少女』、『水の旅人 -侍KIDS-』
『あの、夏 『女ざかり』
        の日 〜とんでろ じいちゃん〜』、、、
大林宣彦に表されるもの、、
   忙しく駆け抜ける現代人の隙間を異風が吹きぬける。

我々は風を感じる。

山田洋次に表されるもの、、
 時代を背景に、生きることなにかしらを牽引する人を良心は見つめる。私たちは良心と結び付けられる。
        『小さいおうち』
                  『同胞』
  
       『たそがれ清兵衛』
                 『母べえ』  『息子』  『家族』

  シニフィアンの戯れとして、またいつか再見する。




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