『新・三バカ大将 ザ・ムービー』(The Three Stooges:2012)
ファレリー兄弟、アスホールにジーニアスである。スラプスティックにこだわった動き、すなわち動きをアニメに似せようとするでなくシネマ的リアリティーとして表す。おもしろかった。トレーラーから孤児院を舞台にすること分かるので、観る前からハナシ的には窮地に陥った孤児院のための奮闘なんだろうと予想できるけど、そうしたパターンはパターンでしかなく、映画は動きであり、それが心をムーブするのだ。ハナシでもドラマなのでもない。アメリカはニッケルオデオンの時代からムーヴィーなのである。
MTVの“The Real World”に始まるような共同生活のリアリティーTVが表されるけど、ダイレクトシネマとスラップスティック、シネマヴェリテなものとハリウッドスタイルの優劣なんておバカなこと言うのではなく(註)、丸ごとひっくるめてアメリカンってことなのだ。ショーほど素敵な商売はない、とってもアメリカンにフールでビューティフルである。ラストに出てくるファレリー兄弟も笑った。アメリカは虚なのでなく、ショーに満ち溢れている。ファレリー兄弟のこだわり、ゴダールにジーニアスである。ロブスター食べたくなった。
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★ 註:こうしたの観ると、ゴダールがそうしたアメリカを愛する理由がよく分かる。マテリアリズムは嫌でも、スタイルは彼は好む。シネマとはそういったものなのだから。
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