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2026年09月24日16:10

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ツイン・ピークス EP1と2


☆エピソード1.
  *自然としてのネイチャーがホーンが買収しようとしているパッカード製材所や、丸太おばさんが抱く丸太に表される。これは守られるべき自然だけを表すものなのではなく、本性といった簡単には捉えられないツイン・ピークスに生息するエモーションも表すものである。ドナは彼女の母親に「いい気持ちと悪い気持ちが同時に起こる」といったことを言ったり、ジョシーは欺瞞の意味をクーパーに尋ねたりするが、家族や人々の暖かな関係性や不倫や親子家族間の確執といった欺瞞の関係性がこのエピソードで表れてくる。しかしながら、人々のどの関係にも両義性は潜んでいる。ドナとジェームズ、そしてローラに表されるように、なにが正解と決められないそんな関係性がある。それはエドとノーマ、或いはドナの家族社会すらにもまた表されるはずである。そして、一人の人物のなかに表される二重性もまた、このエピソードから出始めている。ローラの母セーラが見るキラー・ボブとその後彼女をハグするリーランドに表されるように、それが顕われている。この自然たるツイン・ピークスの社会で葦は絡まりながら延びる。

☆エピソード2.
  *“片目のジャック”の登場やドナとジェームズのなにか一線を越えるかのような接近、そしてローラの写真と踊るリーランド・パーマー、これらによって、堕ちるセンスが、それもイントゥ・ダークネスに堕ちるセンスが出てくる。でもこれは、堕ちる、ってよりは、まさにファイヤー、ウォーク・ウィズ・ミーを表すものであろう。終盤の“腕”とローラ似の誰かがいる赤い空間がこのエピソードを集約する。
  *黒板んとこの演出とかあれこれ、このエピソードはリンチがやらなきゃいけないものだから、彼がやってると思われる、そんな感じである。すんなりした流れのエピソード1.と3.に比べても(そしてこの後に観ていき、他の監督のと比べてもそうだろう)、絵繋ぎとか画角が異様でビザールなフォルムのこのエピソードである。アクターに人物の気持ちを湧きさせることにおいても、表情がなにかそこで出すべきものとはミスマッチに思えるものもあり、リンチはアクターにどう伝え演出しているのかも不思議になる。彼の他のテクストもそうしたものが表されてる。なるほどね、となにかを思い感じる。

追記(は今回(2026年)再見しての追加記載)
オープニングクレディットに演出がリンチとあったからか、やはりなにか本エピソードは奥行きがあるように思えてくる。絵的にそうである。
1エピソードが1日の出来事に相当するようであるが、となると、これはローラが死んでから3日目、なのに、ドナは好きになったヒトとジェームズを両親に紹介、全員で食事会、、、早くない? されど、欺瞞のラヴがこのスモールタウンではびこるなか、ふたりは真摯な結びつきがなされている。本ドラマが放送された当時、”世界で一番綺麗な死体”と呼ばれたローラ・パーマーであるが、アンジェロ・バダラメンティによる”Laura Palmer's Theme”が流れるのは死体がローラだと分かるショットやドナとジェームズのキスなど愛の交わりのシーンなどであり、偽りや欺きもあるスモールタウンで、ローラの死が崇高さを導いているかのように本ドラマでは表されている。




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