タランティーノはポール・ダノのことを最悪の俳優だと彼の演技をののしり、多くの映画人たちはダノを擁護しタランティーノ批判が起こり、最近ではタランティーノは最近の映画はクソだと言い出し(暗に、ダノがハリーポッターと共に主演している『スイス・アーミー・マン』を配給したりと製作公開作も多いA24のことを批判しているのだろうか)、映画のことは知っていてもアルゴリズムにオートポイエシスしている世の中の動きはご存じではないようである。トランプ・パンデミック・コンプライアンス、と、パピプペ音がなぜか多い現象を境に、人々の感覚も変わってきている。前時代は教祖みたいにもてはやされた松本人志や園子温は教育上よくないとお茶の間から淘汰され、瞑想的に静の時代に入っている。お行儀よくしておかなきゃ、、、でもヒトは潜在的にはタブーを侵したいものである。地球に優しいEVばかりではなく、時にはガソリン詰めてブロロンブロロン煙まき散らすアメ車を乗り回したくなるように、時にはレモンサワーをやめてテキーラ・ウォッカ・ラム酒だよ、と飲んで暴れまわりたくなるように、タブーを犯したい。KissKissBangBang! タランティーノやデヴィッド・リンチの作品はアブノーマル・バイオレンス・ビジュアルビューティフル、となぜかバビブベ音が多いシチュエーションに身を置いているけれど、こうした堕落の精神の解放感、奈落の高揚、ドパーミンバッーーンを、時にはヒトは、必要としているのである。
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