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2025年07月23日16:53

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イーライロスの2本


  イーライロスである。ネットにあった記事「『映画秘宝』インタビュー傑作選・特別編   イーライ・ロス 『イングロリアス・バスターズ』とタランティーノ、トロマ、そしてデイヴィッド・リンチまで映画とハリウッドの裏側を大暴露!」を読むと、タランティーノとデイヴィッドリンチの蜜月が分かる分かる。イーライ・ロスはふたりの中間にいたのか、分かる分かる。3人とも変態である。そんなこと最初から分かっている分かっている。でも、タラちゃんとリンチと違って、ホラーがダメなボクはロスは観れていない。挑戦はしたよ。『ホステル2』は『ムカデ人間』ともども観ようとして、酔っぱらってグデングデンになったら怖くはないかな、と思ってチャレンジしたら、どちらの作品も途中でギヴアップ。『グリーン・インフェルノ』は予告編を観た時点でギヴアップ。ポップコーンをほおばりペプシ1ℓをがぶ飲みしながら(アメリカではペプシが主流。ファーストフードほとんどどこ行ってもペプシ)アメリカンホラーを観たいもんであるがミッションインポッシブル。ポップコーンとペプシを両手で抱えヒューとかヒエーとか叫びながら観れるヒトがうらやましい。でもイーライロス、ここ最近の作品である『デス・ウィッシュ』と『ルイスと不思議の時計』なら観れるとふんでチャレンジ。

  『デス・ウィッシュ』おもしろかった。医者してるブルースウィリス、手術しているとき、その冷静沈着ぶりがよく表される。観てくと、家族の不幸においてウィリス、あまり悲壮感がないな、号泣すればいいってもんじゃないけど、なにか描写的にないな、体温度低すぎ、よくないかも、と観てくと、ウィリスのアクトのおぼつかなさのせいでも演出の非力のせいでもなく、冷静沈着な殺人マシーンにウィリスが変化していく過程を描く演出なのか、それならあまりドラマティックではないの了解となり、なるほどな、ふむふむ、となる。こういった無機質観はホステルとかノックノックなんかにも通じるイーライロスの傾向なのかもしれない。そしてこういった作品であるからアクションは言わずもがな、ウィリス映画らしくふんだんにあり、最終盤はアメリカ映画らしく、家族愛に充たす形での流れ、ホステルやインフェルノなんかで認知されたロスであるがより広い層で大衆人気を得るにはこうした造りでよいのかも。タラちゃんやリンチのように個性的ではない、いわば、一般的なハリウッド映画形式であるが、安心して観れそして愉しましてくれる、という意味ではコンディション・クリアな作品。

『  ルイスと不思議の時計』おもしろかった。アンブリンの製作か。ウィキによれば、スピルバーグはロスにファミリー映画であっても怖がらしてよいと指示したらしいけれど、ロス色が出ているかどうかは分からないけれど、スピルバーグ的なお化け屋敷な怖がらせ方でファミリー映画になって成功している感じがする作品である。ゴシック調の屋敷に、時計にネジ式に、魔法使い、と、まだハリーポッターの残滓がある時代においてはバカウケかもしれない。そこに、愉快な家具たちやしたい放題の子供喜ぶ所作が加わり、ファミリー映画のお約束が並ぶ並ぶ。オープニングクレディットではand Kyle MacLachlanと出てきたので、リンチのファンとしてはワクワクとなる。カイルはブルーヴェルヴェットやツインピークス初期のときの清々しい好青年と違って、最近のツインピークスや本作において見せる怪優ぶりがお見事な感じ。なかなかな悪役ぶりで子供向けにコワがらせを愉しく演じているのが伝わる伝わる。それでも本作はやはりジャックブラック映画。彼のおもしろさと存在感が功を奏している。彼をキャストしている時点で、ジムキャリー映画やエディマフィ映画と同じ意味合いは当然にあり、それが売りであるはず。そして、人生の悲哀を表すにおいては、コメディのなかではジムとエディよりも勝るものあり(ジムもエディもシリアスドラマではそうしたもの出しているが、コメディだとスラップスティックなものに徹するのだろう)。Jホラーの影響でアメリカンホラーもジットとさせるなかでの怖がらせに変化してきてると聴くが、ハリウッドのいにしえからあるビックリさせ型に(でもスプラッターほど驚かせない)はなにかノスタルジックな雰囲気も感じられ、ハリウッドの伝統にのったロスにおもしろみを感じることできる。




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