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2022年04月26日23:24

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ゼロ・ダーク・サーティ


ゼロ・ダーク・サーティおもしろかった。一見、楽しそうにBDSMやっている感じであるが、BDSMはパートナーとの信頼関係があってからこそであり、なんら信頼のない人権蹂躙がそこに表される。そこにはパートナーシップが永遠に生まれることはないのだろうか。最後の成就の涙も、使命感もあろうが、やはり何かオブセッションが感じられ、さすがカウボーイのならず者の國アメリカである、となる。フロンティアはアメリカを立派に建国させるためであっても、なによりもまずはオブセッションが突き動かしたのではないか。人権蹂躙以外の上記のことは、批判しているわけではなく、それがアメリカンだという、ある種の感嘆なのである。それにしても、ならず者の國アメリカ、ニカラグアでもどこでも、エッヘン、と堂々と越権しまくりパキスタンへ、ジェロニモを捕獲する。ビルラディンの死はオゲイとなる、なぜなら、それが当然の報いだからなのではなく、西部の掟だからである。

前から観たかった、というのも、ビグローが実験映画の本で、実験映画作家になっていたからである。レイフファインズ主演で、彼女の昔のダンナが書いたホンの作品を観ただけだったけれど、あれは奇妙な作品だった。されどこちらのこの作品、スリルの入れ方も上手くエンタメしていて、なにかフレンチコネクションのような様相もあり、主人公の焦燥感ある顔のショットなどインサートされたり、そのいくつかのインサートされるショットがなにか懐かしげなセンスも表して、そこがよかった。そして、やはりエクスペリメンタルなところもどこかに感じられる。
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