未来の想い出 Last Christmasおもしろかった。まるで第一興商のレーザーディスク・カラオケ映像のような陳腐オシャレな映像である。バブリーな昭和の最後を振り返りながらテーゼ・アンチ・ジンと弁証法を進めていくような、不気味な凸凹珍道中である。清水美砂と工藤静香のみょうなコンビの妙である。ブルー色したボックスが落っこちってくるけれど、ひょっとしてリンチうっかりこっそりこれを観てマルホランドドライヴを制作したのではなかろうか。当時の数々の名曲が鳴り響くが、ノーB G Mのところもあってそれが不気味さを生む。清水美砂の会いたいと言うところ、切実さが伝わってくる。友情ロマンスにして、ふたりの関係はラヴロマンスもしている。オリジナルなもので勝負したいと言うデビッド伊東、そこには清水美砂の気持ちが映し出される。和泉元彌の未来を予想する意思、それは工藤静香が映し出される。不気味だけれど、けっこう好きな作品である。
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