美女と野獣(2017)おもしろかった。コクトーのは夜になったら野獣がやってきて美女と会うのの繰り返しだからそれをそのままやるとボーリングだから変える必要があったと、かつてニューズウィークかなんかで読んだ記憶があるが、そのアニメ化の方にこちらは忠実に再現化しているのかな。ピクサーチックなアニメもある現在、アクターを使ったものはアウフルに逆に感じちゃうけれど、ディズニーのここのところの実写の連作のチャレンジよく分からないけれど、アニメからブロードウェイ、そして実写と、マンネリ化からの打開策か。コンテンツがないからヒット作の使い回しか。アニメに比すればこちらの実写形式、たとえば燭台、リアルな造形のおかげで、ゴシックホラーに貢献するかのよう。でもそれはそれでおもしろし。コクトーのは原作通り、ベルにはふたりの姉がいるが、こちらは親ひとり子ひとり。そちらの方がアメリカンにプログマティズムしやすくあろう。コクトーの方はフランスらしく、ジュテーム、アムールアム〜ルみたいに、時にはスネちゃうワンちゃんみたいなビーストであるが、こちらの野獣はガンマンなアメリカンらしく、女なんか関係ねーよ的な振る舞いである。しかしながら、それもアメリカンらしいヒューマニズムに貢献している。人間の心を忘れかけてる暗喩的なセンスなのである。そして、フランスアメリカとへだてることなく、自由=愛=本質がコクトーのと同様に表される。そこはおもしろかった。みんなが無機物になってからの復活のところあたりはグッときた。最終の大団円はいかにもな家族映画的なそれだけれど、スクリーンで観たらあそこもグッとくるのが連続するのかな。
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