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2020年08月04日23:53

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ジャンボ鶴田怪物伝説(689)

85年「世界最強タッグ決定リーグ戦」はスタン・ハンセン&テッド・デビアス組の初優勝で幕を閉じました。

優勝のハンセン&デビアス組が7点、準優勝には鶴田&天龍組、馬場&ドリー・ファンク・ジュニア組、長州力&谷津嘉章組、ハーリー・レイス&ジェシー・バー組の4チームが6点で並びました。

5位で最下位が5点のニック・ボックウィンクル&カート・へニング組、ダイナマイト・キッド&デービーボーイ・スミス組、ラッシャー木村&阿修羅・原組の3チーム。

この年は白星配給係なし、選手の商品価値を落とさないいかにも馬場らしい配慮のある得点状況となりました。一方で不調チームを作らない互助会的な予定調和の配点でリーグ戦本来の盛り上がりには欠けました。優勝戦のセミファイナル、メインイベントが2つとも時間切れ引き分けに終わって優勝が決まったのはインパクトが弱かったように思います。 

12月12日、日本武道館大会、公式戦外の試合結果です。ニック&カート組はジャパンの寺西勇&栗栖正伸組と対戦、6分59秒、ニックが栗栖をラリアットからの体固めで降し、最終戦を締めくくりました。

全日本対国際血盟軍、大熊元司&サムソン冬木&渕正信組とR木村&原&剛竜馬組は11分40秒、原が渕をヒットマン・ラリアットからの片エビ固めでフォールし、国際血盟軍の勝利。

全日本対ジャパン、タイガーマスク&ハル薗田組vs小林邦昭&保永昇男組は11分19秒に両チームリングアウトの引き分け。保永はこの1年、全日本との対戦でその技術に磨きがかかり、一段上に行ったと思います。

同じく全日本対ジャパン、マイティ井上と新倉史裕のシングルマッチは7分18秒、サマーソルト・ドロップからの片エビ固めでM井上が完勝。

国際血盟軍のアポロ菅原と高杉正彦が久しぶりに試合が組まれ、出場。菅原はジャパンの笹崎伸司とシングルマッチで対戦、6分59秒、逆エビ固めでギブアップ勝ち。高杉は第1試合で全日本の百田光雄とシングルマッチで対戦、9分33秒、逆さ押さえ込みでフォール負けを喫しています。

また、同日仙台・宮城県スポーツセンターで新日本プロレス「IWGPタッグ・リーグ戦」優勝決定戦が行われていますが、当日昼間に出場予定だったブルーザー・ブロディ&ジミー・スヌーカ組が、東北新幹線で仙台まで行ったものの、試合をボイコットして東京ヘ引き返すと言う事件が起きています。

詳細は別連載「猪木とビンス最終章」に書いてありますのでそちらをご参照頂けると幸甚ですが、ブロディ、スヌーカボイコットの報を聞いたマスコミが「ブロディとスヌーカは全日本プロレスの日本武道館に姿を現し、馬場に全日本復帰を直訴するのではないか?」と馬場に「ブロディ、スヌーカ試合ボイコット」をリーク。これを聞いた馬場は「絶対に入れるな!」と若手、スタッフに厳命し、入口、通用口に待機させていました。

結局、ブロディとスヌーカは全日本の会場に姿を現すことはありませんでしたが、日本武道館には緊迫した空気が流れていたことは確かでした。

3月に新日本プロレスヘ移籍を果たしたブロディでしたが、9か月足らずで新日本とトラブルを起こした訳です。馬場はブロディを79年1月の初来日から6年以上使って来ており、改めて馬場のプロモーターとしての力量が再評価されたことになりました。
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