『キッズ・リターン』
暴力事件起こしたときのたけしの時分の作品、ヒリヒリしているセンスである。ヒリヒリしているけれど、宮崎駿の動に対して、久石の北野は静であるけど、北野ならではの久石の音楽が伴い、ショット一つ一つがそのグリッド積み重なるように進んでいくのが心地よい。空間と動きがショットを際立たせる。物語っている。高校時代の後にヤクザ、ボクサー、タクシーの運転手、漫才コンビになる主要人物たちがその塊から分散し、そのグリッドに痕跡を残し、音を奏でていくかのよう。時間は移るが、その時間を感じさせない。そういうもののような気がする。冒頭で再会にはじまり、過去に遡るが、彼らがなんであったのか、ではなく、変わらない者たちであることが表される。変わらない者の内に多義性が拒否され、たくさんの変化がそもそもから備わっていること感じさせる。無常の人々が校庭を自転車で回っている。彼らは常にそこにいる。
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