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2018年06月28日22:18

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シェイプ・オブ・ウォーター

『シェイプ・オブ・ウォーター』
E.T.とスプラッシュを好きなヒトにはお勧めっ! ♫ってなこと言われてソノ気になって♫、ではない。前述の2作品も私のお気に入りだが、やはりラテンにパッシオネイトしていることはシェイプ・オブ・ウォーターの魅力であり、それら前述した2作品とは違う水蒸気の魅惑を生んでいる。雰囲気を感じさせるインテンションは、アメリカ映画とは一寸違った魅惑なパッションであるのだ。バードマンでオスカーもヒューマニズムを声高に雄叫び上げるエンタメからアーティスティックなものへと変わってきているな、という印象であったが、総体的にはスポットライトやアルゴと、やはりヒューマンを謡うアメリカらしさ誇ったものがやはり多いわけだけれど、それはそれ、そうではありアメリカ映画のそうした部分は培われたものでアメリカの土壌に適しているのであり否定はもちろんしないけれど、新しい血は必要とは思っても、♫ってなこと言われてソノ気になって♫、シェイプ・オブ・ウォーターはどちらの魅力をも活かした作品である。最近ではハリウッド作品にですら珍しいご都合主義に偶然がダイハードのように上手く重なる前半- 音の絶妙なマッチングがあり、ご都合主義は寧ろ作品のリズムに心地よく響く -と、そして、冒頭で述べた2作品をも凌駕する愛を営む神秘が顕される後半の構成である。マチョイズムを中心としたワスプ以外は、バイオロジカルなものもイズムも生き方も蔑視される、ナイスガイとナイスガールが蔓延り汚い言葉を言っちゃいけないアメリカの嘗ての時代が表されながらも、拷問をヨシとするマッチョなアメリカは今の時代においても重なり合わせられる。時代性を嘗てと現代を重ね合わせるところはパンズラビリンスと重ね合わされ、そして、そうした時代においてこそ愛を輝かせようとするところも、ギレルモ・デル・トロらしさが輝いている。

彼らしさをフル回転させながらも、アメリカ映画らしさを上手く立ち振る舞う。後半の”アメリカ”というプレッシャーに押し潰されそうになっているマイケル・シャノンのアクトもまた、この作品を存在豊かにしていることは傾注されるべきものある。♫ってなこと言われてソノ気になって♫も、サリー・ホーキンスのフェミニンな魅惑こそがやはり最大に、この作品のジェントルネスとラブを届けてくれる。慈しみと愛、それは常に負の要素として、本質として在る世界を変えるものとしてあるのだ。アブジェクシオンが思考を変え、そして世界はそのことを望んでいる。







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