いかなるアメリカンコミックものと同様に、ザックスナイダーもまた危機的状況に直面するヒューマンを表すのであるが、『ウォッチメン』のジャーナルの語り部や『300』の歴史の目撃者的存在による黙示録的なイストワール、そして超人とはなにかへの問いは、彼らしさある特色をあらわすものである。デモクラシーやキャピタリズム、サイエンスへの信頼と不信を表すアベンジャーズ系とちがって、古色蒼然なセンスであるが、傲慢や強欲や憤怒、或いはフェイク社会を超え出たものへの関心、上記の作品や『ガフールの伝説』や『エンジェル ウォーズ』にも表されるものやはりオモシロい。登場人物が背景にもつものは常にオモいものであり、それが彼のイストワールにもオモい雰囲気をもたらすけれど、今作は語られるコンテンツはどこにでもあるハナシ的にとてもカルいので、なにかアンバランスにヘンでもある。傲慢などを表しながらもそれを超え出てシャイーンと生まれるもの、そしてフェイク社会を超え出るもの、『ジャスティス・リーグ』はパート2も含めて表されるのであろう。
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