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2017年09月14日13:43

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スパイダーマン:ホームカミング


◆『スパイダーマン:ホームカミング』
  ★クリティックからも評価いいし今年の夏の興行成績は一番であったこともあるし、DCコミック寄りというよりはザック・スナイダー寄りもあって、私的には『ワンダーウーマン』を観たかったけれど、姪はこっちの方がどうしても観たいということで『スパイダーマン:ホームカミング』を観る。アヴェンジャーズ系で劇場空間で観るのははじめてだと思うが、シアターにおける音と映像によってであろうか、感動する。
  ★マイケル・キートンが言うような、アヴェンジャーズが見向きもしない世界が表わされる。ファンタジアないしロマン的なものとは違う、エスタブリッシュ・シークエンスに表わされるように、家族を守らなきゃいけない労働者としての世界、または、思春期的なもの、そうした男子の生理からもとづいたものが、その主体(的視点)性として表わされる。リアルに近づける眼差しとしての、アヴェンジャーなのか。
  ★理性に毛が生えた程度のまだまだ子供のようにハシャぐローティーンの主人公、シヴィルウォーのときはウザかったけれど、今回はとても好ましい青年像になる。よくいる目立たない青年像でありながらも非凡といった、これまでのピーター・パーカーと比べ、今回のは思春期像が満載な感じがする。また、作法がちゃんとしている、所謂、ナイスガイの面もってるのは、なんとなくこれまでと違う。
  ★サムライミのもガーフィールドのも男女の三角関係がメインの構造だったけれど、今回は恋愛はありつつも、思春期的なもの、そうした男子の生理からもとづいたものが、その主体(的視点)として表わされる。そうした主人公がふたりの父性的存在のもとで育っていく感じなのかな。どちらにしても、ホントかどうか分からないが俺がちゃんとみてやっていたんだと宣うトニー・クラークの監視をすり抜け、家族社会のために頑張ってんだ、放っておけ、と言うトゥームスに軌道修正をはかるのは、アメリカンらしいヒーロー像である。
  ★けっきょく、労働者は爪弾きされ、ブルジョワジーが勝ってしまうラストになってしまい、それを主人公も満足している観がある。なんとも、と思ったが、エンド・クレディットに表わされるマイケル・キートンの言葉、主人公への感謝から生まれるというよりも、今後に繋がる不気味な風情もあるので、続編には彼も現れると予想され、まだまだリアルをのぞかせるアヴェンジャーは続くのかな。
  ★使命感というものも、これまでのスパイダーマン以上に感じる。ウザく感じたけれど、そこがアヴェンジャーズらしさなのかもしれない。キャプテン・アメリカの表わされ方など、最近、お仏蘭西をお勉強しているざますから、共和制や啓蒙といったものに関心示しているせいか、エンライトメントをテーマとしているであろうところ、気になる作品ではあった。いろいろ考えちゃうところが、この作品にある。

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