パトリシア・アークエットはスコセッシとリンチにおいて、パンキッシュでミステリアスなムードをそれぞれにおいて違ったセンスで表現していたけれど、かのジェニファー・ジェイソン・リーもまた、コーエンズとタランティーノで凄みある女性像をそれぞれ違った形で表している。
コーエンズにおける彼女が演じる記者は、キャプラやハワード・ホークスのコメディに出てくる女性像を、女性の社会進出が起こる時代のあるがままのNYに甦らせている。
コーエンズが描く女性は、はっきりとした意思を見せる女性が多いな。赤ちゃん泥棒のホリーハンターやこのジェニファー・ジェイソン・リーやキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、バーバーのスカーレット・ヨハンソンなど、そうである。そこには頭の弱い、いわゆる“ちょっといい女”的な要素が入っている。
パトリシア・アークエットはスコセッシとリンチにおいて、パンキッシュでミステリアスなムードをそれぞれにおいて違ったセンスで表現していたけれど、かのジェニファー・ジェイソン・リーもまた、コーエンズとタランティーノで凄みある女性像をそれぞれ違った形で表している。
タランティーノにおける彼女が演じる悪人は、ラストは悪の象徴というより、憎しみが満ちる世界におけるスケープゴートとして描き出される。
タランティーノが表す女性は、ヴァイオレートな女性が多いな。暴力的である。でもここにも、頭の弱い、いわゆる“ちょっといい女”的なイメージが書き足されている。ブリジット・フォンダやパルプ・フィクションのユマ・サーマン、デス・プルーフやキル・ビルの娘たちにはそれが表されている。
ログインしてコメントを確認・投稿する