『地獄でなぜ悪い Why don’t you play in hell?』、英語でのタイトルの方が園が言わんとすること分かりやすく伝える。彼のそれまでの状況や、これまでの作品に表されるもの、作品それ自体をHELLに思い起こさせる。一回目に観たときは、ゴダール愛に充ちた園の、マスタベティックにしてマニアックな映画愛のテクストなのかと思った。また、ヤクザや映画人たちが国家権力サラリーマンに殺されゆくとき、水商売下衆で何が悪い?といったゲスな勘繰りもタイトルに感じたものがあったやもしれない。しかし今回は、そうした私的なものを感じたりゲスな観を持つのではなくして、作品に純粋に感動する。感動は映画愛に充ちているからなのではなく、アクターの持つ底力に触れることに生まれる。そこに表される底もまた地獄に通じている。血だらけの園の世界観、スタッフの血からのチカラ、そしてアクターの底力、それでなにが悪い?をもさらに凌駕するもの感じてしまう。みんなエスパーだよ♪
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