『バチ当たり修道院の最期』
窓かぁ、エクステリアの壁と窓、そこから見えるインテリアと人物、ってのもよく表されるなぁ、アルモドバル。エクストゥリーム ハイ アングル、ってのもよく表されるな、と思っていたら、窓もアルモドバル印である。内容をサラッと読んだり、初期の方の作品だから、コメディなのかと思っていたら、けっこうドラマだった。『神経衰弱ぎりぎりの女たち』のようなテンポのよさがなく、かったるかったけれど、終盤の方は、哀しさがよく表されている。陰として生きる人、セルフサクリファイス、背徳に生きる、など、アルモドバルのテクストにはあるんのだな、と、それが分かりやすく凝縮されている。オールアバウトマイマザーや抱擁のかけらにあるような、女性のアンサンブルもすでに、このときからあるのか。心の空洞的なものも、その後にもずっと表されるものだけれど、この作品におけるラストの叫びはそれを全体的に縮約する形として表すものとしてある。このエンディングは素晴らしかった。『バチ当たり修道院の最期』、よかった。
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