『ゼロ・グラビティ』
おもしろかった。宇宙空間のふたり、という感じで、タルコフスキーっぽいのかな、と思っていたら、ハリウッドのまんまのムーヴィーである。クルーニーもそうそういなくなっちゃうし、サンドラブロックのサヴァイヴァルである。手に汗握るし、感動もあるし、クルーニーも彼のイメージを保ちつつ美味しいとこもってちゃうし、90分の長さはいい案配だし、再生の物語で大地にしっかりと足をおろすし、リズムがよい。
ハリウッドらしい御都合主義だけど、『ツイスター』でのブロックと似て、他の人は死んでも彼女だけには障害物は避けて通るが、それでも納得するリアリティある。音の使い方がおもしろかった。やはり、どういった形での撮影だったのかが気になる。
『ツイスター』はブロックかと思ったら、彼女ではなくヘレンハントだった。彼女はどこにいったんだ? テレビのシットコムでスターになりいきなりオスカー女優となった時の人であったのだけれど。『ツイスター』は『スピード』のあの監督だと思ったら、想像していたポールヴァーホーベンではなく彼のDPだったヤンデポンであったのだけれど、『ゼロ・グラビティ』を観ていたら、あなたの好きな映画作家は?と問われたら、いきなりリドリースコットとテリーギリアムとヴァーホーベンですっ!と言いたくなるぐらいに、いきなり『ブレードランナー』と『未来世紀ブラジル』と『ロボコップ』を観たくなった。
しかしなぜに、こう、ハリウッドではサヴァイヴァルものが流行ってんだ?
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