mixiユーザー(id:2566286)

2016年08月09日13:13

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アメリカ映画



  こないだ、蓮見と黒沢清のスピルバーグイーストウッドタランティーノなんちゃらかんちゃらを借りる。読んじゃうと考え的に影響を受けちゃったらいけないから避けていたけど、パラパラめくると、対談集だから、資料的なもの程度しかなく、まっいいかと借りる。蓮見はドン・シーゲル、リチャード・フライシャー、ロバート・アルドリッチをアメリカ映画としていたのは興味深い。私的にはアルドリッチは別格に思えるが、そうした偏見は括弧に入れ、こんど観よう。いろんなジャンル映画を娯楽作品としてちゃんと仕上げるヒトはたくさんいるだろうなかから、なぜ彼らなのか。ロバート・ワイズなんか様々なジャンルをスペシャルに一級品に仕上げるイメージであるが、なぜにシーゲル、フライシャー、アルドリッチなのか。フライシャーはワイズと同様に、ヴィクター・フレミングの流れにあるようであり、シーゲルとアルドリッチはBムーヴィーさと泥臭さを感じるのだが。
  50〜60年代は赤狩りでハリウッドが混迷していた時代、いろんな人も国外に脱出。フォードやキャプラやデミルもこの時期あたりが最終期なのではないか。ワイラー、ヒッチコック、ワイルダーはまだやってる、てかある意味、絶頂期。西部劇はアンソニー・マン, バッド・ベティカー、 デルマー・デイヴィスが60年まで駆け抜け、なぜかストップ。その後はスタージェスやVマクラグレン、そしてスパゲッティウェスタン。そうした時代、50年代から60年代だけではなく80年代まで、ロバート・ワイズもだけれど、シーゲル、フライシャー、アルドリッチが多岐なるジャンルでやってはる。シーゲルは『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』『殺し屋ネルソン』『燃える平原児』『殺人者たち』『刑事マディガン』、イーストウッドとの作品に、ジョン・ウェインの遺作にしてラスト西部劇『ラスト・シューティスト』。フライシャーは『海底二万哩』『ヴァイキング』『ミクロの決死圏』『ドリトル先生不思議な旅』『トラ・トラ・トラ!』、チャールトン・へストンと70年代『ソイレント・グリーン』。『マンディンゴ』『王子と乞食』『アシャンティ』、80年代はシュワルツェネッガーと『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2』。アルドリッチはより個性的に思えるが、ランカスターと『ベラクルス』、『キッスで殺せ! 』、スペクタクル史劇『ソドムとゴモラ』、あの『何がジェーンに起ったか?』、個性派をぶつからせるのが好きなのか『北国の帝王』、70年代は『ロンゲスト・ヤード 』『ハッスル』『合衆国最後の日』。

           たしかに皆、アメリカ映画である。




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