めも
◆70年代から80年代真ん中にかけて娯楽一辺倒で駆け巡るスーパースターのおふたり。
★スピルバーグはジョーズでドッカーン。未知との遭遇、インディージョーンズ、ETとスーパーマグナムヒットを続け、カラーパープルと太陽の帝国を創るも、オーディエンスからは?の反応。ヘタにドラマ映画をつくるな、お前は娯楽映画さえ撮っておけばいいんだ、と言わしめられる。お言葉に甘えて、と娯楽にも$るも、前述の2つの作品を契機として主人公の悩みの描写も特撮と融合されヒューマニティー深くなり、深刻ぶった前の二つと違いユーモアも適度にあるシンドラーによって、ハリウッドでかなりに認められる。
★イーストウッドはダーティーハリーでドッカーン。自作の作品も含めほとんどが西部劇やアクション、バートレイノルズとシノギを削りマネーメイキングスターの1位を独走。シティヒートで二人は共演するも、レイノルズは脱落していき、反してイーストウッド、バードでカイエに注目され、主演のみの作品とあまり区別されず娯楽とのみ片付けられていた監督作品も特集上映されることにより、映画作家として急浮上。シンドラーの翌年、許されざる者でオスカー獲得。
★現在のヒューマニズムを表わすものに比べ、それぞれの初期の2作品は、特異な作風である。
◆スピルバーグ
★『激突!』と『ジョーズ』
* 追いかけてくる。
* 本能めいたもの、或いは、それすらも分かり得ない未知のもの。
★家族社会の崩壊の時代における家族の再編というより、主人公自身が非日常と出会い、それまでの価値観が壊され変化する。『激突!』と『ジョーズ』の間に創られ、現在制作している作品群にも通じる(家族社会ではなく)家族的社会を追求したシュガーランドエクスプレスにおいてもそのことは表わされているし、その後のスピルバーグにもずっと表わされているものである。
◆イーストウッド
★『恐怖のメロディ』と『荒野のストレンジャー』
* 追いかけてくる。
* 情念めいたもの
★スピルバーグと同様に世の中はおかしくなっていると明快に言っているも、スピルバーグが勧善懲悪を明快に言ってのけるほどには悪者を悪だと言ってのけない。むしろ、人間の関係性における“つながりという不可解性”をイーストウッドは主眼としている。 それは彼のその後のテクスト群においても同じように表わされている。
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