その1
『お熱いのがお好き』はモノクロだからか、ジャックレモンも剽軽にコケティッシュにみえたけどやはりカラーだとケバケバしい、てかコワい。ワイルダーもカラーだとケバケバしくみえるからという理由でモノクロで撮影したらしい。ビリーワイルダーも戦後にますますユーモアとノワールを花咲せるけれど、そうしたセンスの一方の雄ヒッチコックはカラーにこだわっていた。それって、上品さに隠されているようにみえながらも、そこに潜むグロテスクなブロンドや巻き毛を表さんがためだったのかなとおもうと、両巨匠のそれぞれの視覚の表し方、とても考えさせられるところ多々あるのである。
その2
現在のコスプレーヤーの明るい立ち位置と違い、戦後の性的エロティシズムの倒錯嗜好において、なりすます、っていうのには皆大衆は、強度に関心があったのかな。ワイルダーにおいては『情婦』『昼下りの情事』『サンセット大通り』と表裏関係なく一体となり『失われた週末』に強くあらわされるようにそこには素というものがある、って感覚であり、ヒッチコックにおいては『見知らぬ乗客』『めまい』『サイコ』と他者との関係から個としてのものと移行していきながらもずっと表され続ける二重性って感覚であり、そうした違いがあれど、大衆嗜好に潜む性的指向をなにか感じてしまわざるえにゃいにゃいにゃいにゃいにゃいにゃにゃにゃにゃ。
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