今回の感想
★ハッピーフライト
* タワーリングインフェルノとポセイドンアドヴェンチャーより遥か前のむかしから在る、パニック映画の古典であり先駆者である『大空港』へのオマージュ。
* メインの場所は飛行機1980便であるが、この数字、邦画がもっともきらびやかバブリーにエンターテイメントしていた80年代- たとえば、ホイチョイプロダクション –を目指したもの。『大空港』もホイチョイも矢口的に、映画のおもしろさが詰まった宝箱なのかもしれない。
* 矢口の他のテクスト同様、主人公がかける(賭けというよりは)勝負が、下降と緊張とハイテンションが結びつくなか、上昇する。
* 矢口のテクストは、『裸足のピクニック』から(或いは、未見のその前の作品から)そうであるように、「出来事」が連結した感じの流れであるが、時には「出来事」の/に 詰め込みすぎのときも感じたりする。詰め込みすぎに感じたときは、こちらの状態により、おもしろくないときがある。『ハッピーフライト』は最初観た時より、あまりなにも考えずに観たせいか、楽しめた。詰め込みすぎに、最初観たときには、たしか、映画のリズムを失速させたような記憶があったように思い出されるの思い出されるの思い出される。今回、飛び立つ前の時間は軽いフックなノリだけど、おもしろく、メインの、パニックの舞台である飛行機の中もまた、けっこうリズミカルに表わされていた。
*Wood Jobというタイトルの付け方もそうだけど、矢口史靖というヒトは普段でも親指をあげる方なのだろうか、とおもった。
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