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2015年11月29日18:03

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パート60 或いは フォード、キャプラ & スピルバーグ再読 15

  フォード、キャプラ、スピルバーグ、、、 私の記憶が正しければ、フォードは戦後の第一作目は得意な西部劇ではじめるぞ!と『荒野の決闘』で大ヒットを飛ばし、その資金をもとに、『キングコング』を創ったなんとかクーパーと独立プロ、アゴーシープロダクションを立ち上げる。当時、ハリウッドのスタジオは栄華を極め飛ぶ鳥をもオトす勢い、そんななかで、スタジオに属していたボギーなどスター、或いは監督たちは独立プロを立ち上げるもののそのこと、至難のわざ。一本でもこけたら大災難の時代であったといわれた。そんななか、フォードはとても創りたかった『逃亡者』をつくり、でもって、結果大コケ(『逃亡者』はスピリチュアルなフォルムに、彼の表わしたい“いばしょ”と“いきがい”が明確に表わされる秀作である)。稼がにゃとばかりフォード、テレビで人気を得ていた西部劇に対抗し大きなスクリーンでしか観ることができない迫力の西部劇を連作、大ヒットを連発する。
  ブームをつくったフォードに比し、キャプラのポピュリズムからは、人々は離れていく。キャプラもフォードと同様、戦後はハリウッドのスタジオから出て、たしかワイラーとスティーヴンスと独立プロ、リバティピクチャーズをつくる。『素晴らしき哉、人生!』がたしか、リバティピクチャーズの第一作目。この作品はいまでは毎年クリスマスにアメリカのテレビで放送されるぐらい人気者だと聴くが、当時は大コケ(『素晴らしき哉、人生!』はその後、何年も経って評価されたと聴く。彼の表わしたい“いばしょ”と“いきがい”が明確に表わされる秀作であるが、戦禍をくぐり抜けた当時はもはや、家族的な結びつきの社会を絵空事のように思っていたのだろうか?理想など考えれなかったぐらい精神が疲弊していたのかもしれない)。リバティピクチャーズもこの作品をもって解散。そして、悲劇かな、キャプラは戦後、失速していく。ところで、はじめて観たと記憶する戦後の『ポケット一杯の幸福』はかなり好きです、秀作です。
  アメリカのその後のその後、それだけではないが、ヒッピー、フリージャズ、フリーダムあれこれと通過した70年代、スピルバーグの登場だ。彼は『激突!』でダダ的ショックを表すものの、その後はポピュリズムやフォード的な意思を再起させるテクストを連発することとなる。『激突!』もまたスピルバーグの表わしたい“いばしょ”と“いきがい”が明確に表わされる秀作であるが、実質的な映画第一作『続・激突!/カージャック』こそにこそ、彼が表わしていく“家族的な結びつき”が如実にニョキニョキ表わされているのである。なーんちゃって。






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