クリストファーリーとパゾリーニと同年22年生まれのフランチェスコロージ、経済復興したイタリアの“戦後”を検証する。『シシリーの黒い霧』(Salvatore Giuliano:1962)、『都会を動かす手』(Hands over the City/ Le mani sulla città:1963)、『黒い砂漠』(The Mattei Affair/ Il Caso Mattei 1972)。
『都会を動かす手』
オーネットコールマンとゴダールと同年30年生まれの難波のモーツアルト。彼は日本の戦後に夢を運んできてくれた。
ロージ『都会を動かす手』に出ているロッドスタイガー、イタリア映画ともけっこう関わっているのだな。レオーネのにも出ているし。このころはヨーロッパで撮影するハリウッドの時代だから、そうしたアクターは多かったと思います。
そんなことよりも、ここで思うのは、セルジオレオーネのキャスティングって、2人か3人いる主人公のなかに演技派を必ず入れるってこと。いつも思うな、そのこと。デニーロしかり、『夕陽のギャングたち』のスタイガーや『続・夕陽のガンマン』のイーライウォラックはメソッドアクターでしょ、『ウエスタン』のジェイソンロバーズは数多くのユージンオニール劇に出演した名舞台俳優でしょ、それにジャン・マリア・ヴォロンテ(ヴォロンテはロージのにも多く出ている)。セルジオレオーネ、スターであるイーストウッドやブロンソン、コバーンとコントラスト友愛に演技派を配置し、そのキャスト、作品に奥行きを生む。登場人物たちの会話のやりとりや所作によってうまれるアクションがキャストの妙によってうまれること、それはレオーネを光らせている大きなポイントだと思います。
ログインしてコメントを確認・投稿する