大災害が発生したときにもっとも重要なのは
初動活動だといわれている。
活動が1日遅れると回復が長引く。
2日遅れるとさらに回復が長引く。
9月9日の未明、千葉県を襲った未曾有の台風。
停電に始まり水道停止など、生活インフラが破壊され、
日常生活はいまだに戻っていない。
停電が解消した地区では、
雨漏りによる漏電火災が怖くて電化製品が使えず、
停電と同じ状態が続いている家も多い。
ここまで長引いた原因は、
第1回災害対策会議が開かれたのが11日、そして2回目は12日と、
初動活動が遅れたことにあるとされている。
台風襲来の翌日から組閣に入り、
11日の内閣改造し、認証式などに追われ、
その間、災害対策の空白時間が生じたというのだ。
与党内部で、改造延期の声が上がらなかったのか?
国民に人気のある小泉進次郎議員にも、
その感性はなかったようだ。
台風被害そっちのけで、小泉報道に血道を上げていた
マスコミの責任も軽くはない。
12日のマイミクで私は「国民の痛み鈍感内閣」と書いたけれど、
マスコミも野党も、後手後手に回った政府の対応に
ようやく気づいたようだ。
このところこうした自然災害が毎年のように発生するので、
国も国民もいつの間にか鈍感になってしまったのかもしれない。
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