雑誌や新聞なら発行部数。
テレビ、ラジオなら視聴率。
部数も視聴率も高ければ喜ぶのは
広告を出稿しているスポンサー。
だから、雑誌や番組が取り上げるネタの基準は、
売れるか売れないかになる。
いま、売れる話題といえば、嫌韓?
確かに一部の保守系雑誌では目を
覆いたくなるような韓国叩きの惹句がが目を引くが、
週刊ポストの「韓国なんか要らない」には、
え一っと瞬目を疑った。
他国を名指しで要らないという見出し、
日本なんか要らないといわれたら、私たちがどう受け止めるか、
一瞬でも立ち止まって考えた結果なのだろうか。
案の定、出版元の小学館は、
連載をしたり、出版をした作家から三行半を突きつけられ、
考えの浅さに気づいたのか謝罪に走った。
本が売れれば、視聴率が高ければどうであれ、
勝ちというさもしい発想のディレクターや経営者に一言いいたい。
そんな仕事を子どもたちに誇れるのか。
その矜持のなさを、情けないと感じないのか。
ねえ、小学館のみなさん。
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