mixiユーザー(id:6810959)

2022年01月07日23:58

64 view

映画日記『マークスマン』

金曜日の夜は、アクション映画。

2022年1月7日(金)

『マークスマン』(2022年)
監督:ロバート・ロレンツ
名駅・ミッドランドスクエアシネマ

お待ちかね、リーアム・ニーソンの最新作。
リーアム・ニーソン扮するジムは、元海兵隊の狙撃手。
愛妻に先立たれ、アリゾナのメキシコ国境で、ひとり牧場を営む孤独な男。
ある日、ジムの前にメキシコの麻薬カルテルから逃れてきた母親と息子があらわれた。
ところが、追ってきたカルテルの悪党たちによって、母親が撃たれてしまう。
瀕死の母親は、息子をシカゴに住む親族へ届けて欲しいと懇願し、息を引き取る。
息子の名はミゲル。
ジムはミゲルを連れ、アリゾナからシカゴまで、アメリカを縦断する旅に出る。
いっぽうカルテルの悪党たちも、アメリカの悪徳警官に賄賂を使って入国し、ジムが使ったクレジットカード情報からふたりを追跡する。
はたして、ジムとミゲルはシカゴに着けるのか・・・・・

影ある孤独な男が、女の頼みを聞いて、その子を安住の地へ届けるというストーリーが、まるで股旅映画、沓掛の時次郎だ。
アリゾナからシカゴまでの道中が、ロードムービーでもあった。
ジムはミゲルがシカゴ目指しオンボロ車で走る道が、テレビドラマや歌で有名な「ルート66」らしい。私みたいな年寄りには、懐かしさでキュンとなる。
さらにふたりが安宿で見るテレビに映っているのが、なんとクリント・イーストウッドの古い映画だった。
共演してるわけではないが、同じシーンにリーアム・ニーソンとクリント・イーストウッドがいるという遊び心に、うれしくなる。
ただ、いつもよりアクションシーンは少なめで、どちらかというと人情話だった。
とにかく、ラストシーンでグッとなる。
これまで、痛快なリーアム・ニーソンしか知らなかったが、本作で初めて男泣き。
もうひとつ、マウリシオというふたりを執拗に追い回す麻薬カルテルのリーダーの描き方が秀逸。
たしかに悪党ではあるが、不運な星のもとに生まれ、悪と暴力の世界で生きるしかなかった哀れな男として、憐憫を持って描いていた。
リーアム・ニーソン、やっぱりいいね!!




6 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2022年01月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     

最近の日記