祝勝会は夕方に終え、次の作戦を考える事に。
とりあえずは。
燿「3人共。やりたい事ある?こんなライブがしたいっていうのがあるかな?」
響介「水着でライブしたから、もっとインパクトが欲しいとおもうんだよね」
鳴鈴「ほほぉ。今度は裸でやれとか言うんじゃないでしょうね」
響介「・・・・次へ進めて」
図星だったらしい。輝莉達は燿に任せるという意見で一致していた。今度は嫌な雰囲気でやらせないようにしたいが、燿も今のところは思いついていない。考えておくとだけ言っておく。
次の東日本予選は9月中旬。8月はまるまる曲作りに使える。夏休みと言っても時間があるわけではない。夏休みの宿題もあるし。
カタカタとノートPCのキーボードとマウスを操作してアイドル活動部のホームページを操作すると、BBSには勝ち抜けおめでとうのコメントが多数寄せられていた。
応援してくれている人もいるし、失敗はできない。
「水着ライブ可愛かった」というコメントもあれば「あざとい作戦にでたねーEcriture」のようなコメントもある。
やはりあざとかった。かといって正攻法で普通のアイドルライブをしても今度は逆に奇抜さがなくてつまらないという感想をもたれそうだ。
輝莉「部長、なにか良い案ありますか〜?」
燿「今のところは何にも」
乃愛「申し訳ありません。祝勝会の間も考えさせてしまって・・・・」
燿「いや。それが僕の仕事だからね」
星名「すいません。でもよろしくおねがいします」
「よろしくおねがいされました」とか軽く笑顔で返すが・・・・本気で何も思いつかない。今回の曲はクールイメージであったので、次はピュアなイメージに戻したいのだが・・・・どんな曲にしてどんな衣装にするかだ。
響介「また偵察にいこうかい?」
鳴鈴「あんた、今度は東北や北海道まで出てくるのよ?行くつもり?」
響介「そこに美少女がいるなら!!」
と高らかに言うが・・・・全員が思う。「こいつ、本当にいきそうだ」と・・・・。
燿「とりあえずは僕に任せるという事だけど、皆もどういう曲だとか衣装だとかだけでも考えてくれるかな。僕が考えても結局衣装を着て歌うのは君達だし」
「「「は〜い」」」
解散した後、燿は1人、パソコンを見つめていた。
東日本代表選抜は9月。時間はあるようでない。
次の手を。どうする。
どうする・・・・?
考えているといつのまにか夜になっていた。ドアがノックされ、アイリーンが入ってくる------------
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