昨日(1日)は、『フューリー』を見た。
迫力もあったし、画面も凄い、重厚で、最後まで集中して見られました。
評判通りの映画でしたが、私にはもう一つピンときませんでした。
なぜか?
私の勉強不足なんですが、先の大戦で、ヨーロッパ・北アフリカの戦いがよく分かっていないこと、街から街へと進行していく市街戦がよく分からないこと。
兵隊が置かれた状況や行動でも、戦争の最前線で、頭がしびれちゃった単なる荒くれ者で人殺しの集団にしか見えない。
そうならないように、性格の深いところを、(最前線での)悲惨な経験や、随所に出てくるキリスト教の宗派の話、聖書のいろいろな一節を語ることで、現していると思います。
しかし、それぞれが持つ教訓や比喩がよく分からない。
(>_<)
私の知らないカルチャーが沢山出てきたので、登場人物の性格付けや思い入れが、伝わりにくかったのです。
日本の文化を知らない外国人に、いきなり忠臣蔵や任侠映画を見せるような物かと。
また、あっさりと人が死んでいくことで、リアリティを感じさせているのに、最後の最後は粘りすぎのように思う。
ブラッド・ピットも、顔面がちぎれてもいいのに。
ライフル弾を何発受けたのか?
その後、タップリ語っています。
戦車の中で、手榴弾2発が爆発したのに、皆さん綺麗に死んでいました。
最後はどうなってしまうのかと、画面に釘付けだったのですが、何となく冷めてしまった。
そのまま見ても、迫力ある超大作映画です。
だけど、戦車の構造、戦車戦、ヨーロッパでの戦い、大戦末期のナチスドイツとドイツ国民などを知っていれば、いるほど、面白さが倍増していく映画だと思いました。
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