『RONIN』(Ronin 1998; ジョン・フランケンハイマー)おもしろかった。購入したので観る。ちゃんとしたケースに入っているのでレンタル落ちではなさそうだし、でもこれわざわざ買うかな、どこで購入したんだろと不思議に思いつつ、確かに前に観たときおもしろかったな、だから購入したのかな、と観賞。あんまり詳しく書くとネタバレになるので多くは書かないが、やはりフランケンハイマー、社会派にしてエンタメにも長けてるのでおもしろし。デニーロとジャンレノの共演である。チームに参加する奴ら、こうした作品ではいつもそうだが、一癖も二癖もあり、お互い素性は分からずであり、このタイトルは浪人であり忠臣蔵からきているのだけれど、互いに忠誠や仁義をしめしたりして、でも裏切りもあれば、でもってやっぱり互いの素性を明かさないままで任務を実行、カーアクションあり、サスペンスあり、ロマンスもあり、エモーションの悲壮感も引き出したり、でもってハナシも二転三転になり観ていておもしろい。カーアクションのときのデニーロの運転、やはり彼がゆえリアルを追求するのか、007その他のヒーローの華麗な運転と違い、あれだけ街のなかを飛ばせばこうした運転だよな的なハンドリングでおもしろい。デニーロは性格俳優に重きをおくが故、あまりアクションでヒーローやることないけれど、本作はその数少ないヒーローものである『ミッドナがイト・ラン』ともどもにおもしろい。『ミッドナイト・ラン』ほどスカっとするではなくサスペンスゆえモヤモヤ感が強く引き出されるけれど、転回する展開がやはりおもしろい。
ジャンピエールメルヴィルの『仁義』を観ようとしたのだが、135分の上映時間でその日に観たら夜遅くまでかかるので、同じようにチームが活躍するフィルムノワールであるこちらにした。こちらもフランスが舞台で、パリやニース、アルル、とフランスの風景がカーアクションとあいなり楽しめる。フランスのフィルムノワールも意識したのか、本作品『RONIN』も仁義と裏切り、ポーカーフェイス、とノワールな雰囲気が満載である。
ログインしてコメントを確認・投稿する